紫外線LEDについて ultraviolet light LED 2003 4 30
4月29日付の新聞報道によると、
「紫外線LED開発 日本EMC、北大 微細構造、高効率で発光」
と報道されました。
化合物半導体製造装置と北大の技術を使って開発したとのことです。
紫外線LEDについては、予想以上に早い開発スピードということになります。
確か青色LEDは、20世紀中には開発不可能と言われていたにもかかわらず、
20世紀中に開発されてしまいました。
そして、紫外線LEDについては、おそらく実現は無理だろうと考えていたら、
開発したとの新聞報道がありました。
あまりに早い開発なので、これが本当がどうか気になってしまいますが、
本当だとしたら、大変な発明になります。
そういえば戦争報道等で騒がしくて、すっかり忘れていましたが、
化合物半導体を研究すると、未知の領域が広く、研究者の生き甲斐となると聞いていました。
LEDは現在のところ、赤、緑、青の三原色が出そろっています。
この紫外線LEDの用途をいろいろ考える必要があります。
大きな市場となる可能性があります。
想像するに、光技術の大容量記憶デバイス関連に発展するかもしれません。
また、高出力で、紫外線領域で安定した発光が可能なら、
殺菌や滅菌という分野にも応用が可能かもしれません。
冗談ですけれども、青方偏移ならぬ紫方偏移でしょうか。
参考までに、光の波長、可視光線の色は、
赤外線 赤 橙 黄 緑 青 紫 紫外線という具合に、波長が短くなっていきます。
21世紀は、光技術の世紀となるかもしれません。
光技術と言えば、光ファイバーをすぐ連想しますが、
NTTが推進している100Mbpsという驚異的な超高速の通信技術があります。
しかし、NTTは困っているようですね。
今のホームページでは、ADSLの12Mbpsで十分間に合います。
これだけ超高速なのですから、動画のやりとりをしないと、超高速の意味がありません。
そこで映画のダウンロードなどを考えていますが、確かに超高速ですので、
映画一本すぐにダウンロードできますが、これでは市場が小さいのです。
もっと市場を大きくする必要があります。
超高速で動画がやりとりできるのですから、
光ファイバー通信技術を使って、双方向性TVを作ってしまえばいいのです。
interactive TV です。これで、100Mbpsの通信速度が十分生かせます。
それに海外の現地からテレビ放送するとなると、通信衛星をいくつも打ち上げる必要がありますが、
この100Mbps通信網をインターネットで普及させてしまえば、高価な通信衛星は不要となります。
つまり、Internet TV 、interactive TV が出現するのです。
これが最もコストのかからないテレビ放送網となるのです。
これで、NTTは、Internet TV で市場を独占する可能性があります。
つまり、インターネット放送網とインターネットコンテンツと両方を独占する可能性があります。